「早く結婚したいなら妥協も必要、と言われる」
「妥協してまで結婚したくない」
「どの部分まで妥協したらいいの?妥協して結婚しても幸せになれるの?」
よく聞く婚活フレーズに「妥協」という言葉。
人生が関わる結婚相手だから、妥協して決めたくない。
婚活を始めるときにはだいたいそうおっしゃいます。
しかし、婚活を進めるにつれて、いろんなお相手と出会う中で、「妥協」というとネガティブに聞こえますが、自分が本当にこうありたい未来の姿と真剣に向き合っていくと、意外とそれは「妥協」ではなく、「理想の変化」であることに気づくかもしれません。
目次
妥協して結婚した人の割合は7割
アニヴェルセル総研が結婚後のカップルに「結婚の際に相手に妥協したポイントがあるか?」を聞いたアンケートによると、実に7割の人が「妥協したポイントがある」と答えています。
相手に対して100%理想にピッタリではないけれど、自分の中で受け入れられるもの、受け入れられないものを整理して、ある程度おおらかな気持ちで結婚に踏み切ることも、結婚への近道なのです。
しかし、妥協するポイントを間違えてしまうと、後々までそれが響き、離婚の原因になりかねません。
次項から、妥協しても考え方によっては、大きな問題でないポイント5つを解説します。
妥協してもいいポイント5つ
①容姿
見た目は年齢と共に変化します。生理的に無理な場合は厳しいですが、そうでなければ今の相手の容姿にこだわることは、結婚のチャンスを狭めます。
逆に幸せな結婚に見た目は必要でしょうか?
「絶対に170センチ以上ないと男性として見られない」と言っていた女性会員が、小柄だからと最初は前向きではなかったのに、相手の人柄に惹かれ、「身長はこだわるポイントではなかった」と結婚されました。
自分で「絶対」だと思い込んでいたポイントは出会うことで意外と簡単に変わっていきます。
②年齢
これも意外とこだわる人が多いですが、年齢はその人を測る指標にはなりません。人それぞれ年の重ね方があるので、50代でも若々しく価値観が新しい人、逆に若くても考え方が硬かったり、本当にいろいろです。
お相手の理想の年齢から、プラスマイナス5歳幅を広げると、出会いの幅が大きく広がります。年齢だけで会おうともしないのは、本当にもったいないです。
アラフォー女性会員さんは、お相手は40代でとずっとこだわっていましたが、結局精神的にも収入的にも落ち着いている12歳年上の男性とご成婚されました。
③居住地
住む場所も「実家の近くだと安心」、「通勤できる範囲で」等いろいろとこだわる理由があるかもしれません。
しかし、大切なのは「どこに住むか」ということよりも、「誰と住むか」です。
実家や仕事よりも、自分の人生にとって長く共に過ごすことになる結婚相手。相手と一緒にいたいと思えたなら、住む場所にこだわる必要はないのではないでしょうか?
④収入
収入は生活に直結しますので、確かに大事ですね。
しかし過度な高望みは出逢いのチャンスを逃します。相手に安定した収入があるのならそこまで高収入でなくても、またまだ若ければ将来性があるので、今の年収にこだわるのは無意味です。
自分がこうありたい将来プランは、相手と自分で協力して叶えるもの。相手に足りない部分は自分が共働きで働く、考え方や暮らし方で貯蓄を考えるなど、自分次第でどうにでもできるものです。相手の収入で全てが叶えられるわけではないので、収入だけで相手を見てしまうのはもったいないです。
⑤婚姻歴
自分も初婚だから、初婚の方がいいとおっしゃる方も多いです。
しかし婚姻歴があると言っても、事情は人それぞれです。死別されて、再婚を望んでいる方もいれば、明らかに相手に非があっての離婚である場合もあります。もちろん、その理由はタイミングを見て確認する必要はありますが、婚姻歴以外は条件や人柄に問題ないこともあるので、再婚だからと言って、対象外にしてしまうのはもったいないです。
特にアラフォーの女性が相手を探す時、再婚の方の割合が増えるので、まずはお会いしてみるのがいいと思います。
婚姻歴がある方は、過去の失敗を生かすこともできるので、再婚後うまくいくケースも多いです。
こだわりすぎず、柔軟に。
妥協できるポイントは人それぞれですが、あなたにとって結婚相手に求める条件は何か、譲れないポイントは何かしっかり押さえておく必要があります。その上で相手に歩み寄れるポイントがあれば、結婚がぐっと近づきます。
婚活をして多くの人と出会う中で、考え方や価値観が変化していくことはよくあることです。お相手の人柄に惹かれれば、こだわっていたつもりの条件がどうでもよくなることもあります。条件にこだわりすぎず、幅を狭めずになるべく多くの人に会い、柔軟に理想を変化させていくことも婚活には大事なポイントですね。